相模原の自然 -さがみはら百選-
横山丘陵緑地
横山丘陵緑地 横山丘陵緑地は、JR相模線と姥川の間にあり、相模原市のほぼ中央部に位置する貴重な緑地である。

 東側の姥沢地域と、南側の日金沢上地区の2つの区域からなっている。
 姥沢地区は傾斜林の下辺部に木材で作られた歩道が設えてあり、豊かな自然を保全し、野鳥や野草の観察の場となっている。照手姫伝説伝の碑や休憩できる東屋などの設備がある。

 姥沢地区は傾斜林の上辺部に散策路(上の写真)があり、展望デッキからは、相模原市内や遠く山々が望める起伏に富んだ緑地である、

所在地:相模原市上溝1-338-10ほか
交  通:姥沢地区=JR横浜線相模原駅から水郷田名行きバス日金沢下下車徒歩10分
交  通:日金沢上地区=JR横浜線相模原駅から水郷田名行きバス日金沢下下車徒歩1分
問合先:相模原市みどり対策課 042-769-8242
照手姫伝説伝承地については相模原市文化保護室 042-769-8371

姥沢地区緑地 道標 姥川
左右の丘に挟まれた沢にある姥沢地区.。木で作られた歩きやすい歩道が続いている。
両地区の間に立てられている姥沢地区入口、日金沢上入口の案内標識。
照手姫の産湯の水に使い、長じては玉の肌をみがいたという姥川。写真左側が緑地。
姥沢地区の東屋 照手姫の石碑 照手姫案内板
姥沢地区は照手姫の伝説の地にふさわしい静かな雰囲気が漂っている。
照手姫の伝説を伝える「照手姫遺跡の碑」。
相模原市登録史跡 「照手姫伝説伝承地」の案内板。

照手姫伝説
 照手姫は、江戸時代に歌舞伎などで広く知られた「小栗判官物」の主人公である。相模原市域では横山段丘崖を中心に、照手姫と小栗判官にまつわる伝承が残されている。
 姥沢のほか、上溝地区では姥川源流地や横山台では榎神社、下溝では古山地区とその周辺に伝承がある。
 物語は横山将監の娘で絶世の美女照手姫と小栗判官満重の恋物語であり、内容は一様ではなく、全国各地にこの物語にまつわる伝承地があり、さがみはらの昔話としても語り継がれている。
「ほんに横山照手の前の、眉に似たよな三日月かかりや、虫も音を引くほそぼそと」 などと巷間に謡われた。
参考文献:相模原市教育委員会相模原の文化財
さがみはら散策ガイド・現地石碑案内板


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