相模原の寺社・文化財 -さがみはら百選-
下九沢御嶽神社
 下九沢塚場地区にある旧下九沢村の鎮守である。
この神社は明治2年に「御嶽神社」と改称されたが、それ以前は「蔵王大権現」と呼ばれていたという。また、創建は定かではないが、応永年間(1394〜1428年)に九沢金泉寺を開いた源秀によって勧請されたと伝えられている。
 神社の境内には皇大神社、日枝神社、天満宮などが合祀されている。

 8月の例大祭では境内で下九沢の獅子舞が奉納され、神奈川県指定無形民俗文化財、市登録無形民俗文化財となっている。

下九沢御岳神社の獅子舞
 これは剣獅子・女獅子(玉獅子)・巻獅子の三匹の獅子と、鬼形の面をかぶった岡崎、花笠2人、笛と唄手によって構成されている。
 獅子舞に使用される太鼓の胴内には文政元年(1818年)の墨書がある。

【創建】応永元年(伝承)
【祭神】日本武尊(やまとたけるのみこと)
【祭日】8月26日

所在地:相模原市下九沢1336
交  通:JR相模原駅南口、JR橋本駅南口より上溝行きバス、塚場下車。
問合先:文化財については、相模原市文化財保護室 042-769-8371



入口から見た下九沢御嶽神社 御嶽神社本殿 境内は広い
正面入口から見た下九沢御嶽神社
御嶽神社本殿
境内は広い。周り2mはあろうかという大木がある。
参考文献:相模原市教育委員会「相模原の文化財」及び「さがみはら風土記稿」

 

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