相模原の寺社・その他文化財 -さがみはら百選-
宗仲寺
  宗仲寺(そうちゅうじ)は、慶長8年(1603年)、徳川家康の重臣であった内藤清成(きよしげ)が実父竹田宗仲の菩提のために鎌倉岩瀬の大長寺第4世・源栄上人を開山として創建したものと伝えられている。
宗仲寺正門  内藤清成は当時、大島・田名・当麻・磯部・新戸の各地域を治める領主であったが、家康の三河以来の家臣で2代将軍秀忠の守役を命ぜられていたこともあった。

  したがって、家康公が存命中の鷹狩りの際にはここに立ち寄ったとされるほか、元和3年(1617年)、家康公の霊柩が久能山から日光へ遷御される際には、一行がこの場所で休息をとったといわれている。


所在地:座間市座間一丁目3300番地
交  通:JR相模線相武台下駅から約600メートル
問合先:文化財については、座間市生涯学習課 046-252-8476


本堂全景
厳かな雰囲気のある寺全景 鐘楼とケヤキの大木 境内の一角にある六地蔵

蜻蛉燈篭蜻蛉燈篭蜻蛉燈篭(かげろうとうろう)

―座間市指定重要文化財
  この燈篭は本堂裏側の中庭に建っており、3月堂型に近く江戸時代初期の形式のものとされている。

  心柱の銘文は判読し難く、造立の経緯も明らかでないが、源栄上人が隠棲中に住んでいた前庭にあった燈篭と見られている。

六字名号碑内藤家御廟六字名号碑(ろくじみょうごうひ)
―座間市指定重要文化財
  この碑は本堂裏側にある「歴代上人並内藤家御廟」の右側奥に建っており、開山源栄上人の墓碑あるいは隠退記念碑と推定されている。

  銘文は中央に大きな字で「南無阿弥陀仏」(六字名号)、左側には「元和4年11月10日」と刻されている。

  この名号碑は、相模川以東の神奈川県内としては珍しい板碑(いたび)形式である。1石としては市内最大で、かつ建立年代の判明するものとしては最古の石造物である。

陣屋稲荷内藤家の墓碑清成らの墓碑
  御廟の左側には、清成の両親である宗仲夫妻、清成、子の清次らの墓碑があわせて祀られている(左写真

陣屋稲荷
  この稲荷は宗仲寺の西側400メートルほどのところにある。清成が新戸村、磯部村など相州5千石を所領していた頃の徳川時代に、「内藤陣屋」と呼ばれる屋敷を構えていたとされる跡地である。現在では、民家に囲まれた奥まったところにひっそりと、わずかに当時の面影を残すのみである(右写真)。

参考文献:座間市教育委員会「座間市重要文化財案内」及び「郷土読本座間」ほか

   

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