相模原の寺社・文化財 -さがみはら百選-
座間神社
座間神社
 座間神社は米軍座間キャンプに隣接しており、境内から座間八景の一つ、夕映えが美しい座間公園に通じている。

 欽明天皇のころ、およそ1500年前の創建とされる。
  当社の伝説によれば、座間の里に悪疫病が流行り村人たちは大変苦しんだとき、白衣の老人(飯綱権現の化身)が現れ、山すそから湧き出る清水を使うとよい、とすすめられた。
 村人がそのお告げにしたがったところ、悪疫もおさまり、感激した人々が飯綱権現を祀ったのが、神社のはじまりと伝えられる。
 また飯綱権現の教えで日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀ったと記録されていて、 明治2年、飯綱神社、同9年には座間神社と改称し村社として、防火の神でもある日本武尊を祭神とした。

 境内の南西の隅に清水が湧いていたが、座間キャンプができてからは涸れてしまい、現在はポンプで汲み上げて蛇口から出すようになっている。
 天神祭1月25日、祈年祭2月17日、夏越大祓6月30日、例大祭8月30日、風神祭210日、新嘗祭11月23日がそれぞれ行われる。

座間神社の境内には次の6社が祀られている。
○明王地区にあった、明王山の明王社  ○キャンプ座間にあった天神社・山王社・道祖神
○富士山公園にあった浅間社  ○蚕神社

所在地座間市座間1−3437
交  通JR相模線相武台下駅下車徒歩5分。
問合先:文化財については座間市生涯学習課 046-252-8476
      その他寺へのお問合せは 046-251-0245

山門 鐘楼 樹齢300年のご神木
石段が続く山門。 鐘楼。 樹齢三百年椎のご神木。

芭蕉の句碑
 境内に入り急な石段を上りつめると、社殿に向かう左手の木立のもとに、芭蕉の句碑が立っている。この句碑の高さは50cmほどの河原石で、碑面には「はるなれや鈴木英夫の歌碑名もなき山の あさのつゆ はせお」と刻まれている。
 この句は「野ざらし紀行」に見える句で、「春なれや 名もなき山の 朝がすみ」とすべきところを、下の五文字が「あさのつゆ」に読み誤られたものという。

 また北原白秋の門下生で座間出身の歌人鈴木英夫の歌碑も置かれている。
参考資料:神社掲示板・座間市発行市内文化財散歩
資料提供:「あった!座間神社」ホームページ


All Rights Reserved NPOシニアネット相模原(SNS)