相模原の道・橋・花 -さがみはら百選-
花しょうぶ
花しょうぶ座間の森
 こじんまりとした立野台公園の一角に「座間の森」という珍しい品種の花しょうぶが咲いている。

花名「座間の森」の由来

 この「座間の森」は全国でも百数十本しかないといわれ、白地に薄い藤色のぼかしが入り、中心は黄色。三枚の花弁の垂れ咲きが特徴。1863年に武蔵園の菖蒲園で座間寛造氏が育成した品種であるという説に由来している。

 座間市立野台公園の東側約130平方メートルに白や紫など200本ほどの花しょうぶが6月中旬になると開花する。
 7、8年前までは土壌が馴染まず花の咲かない時があったが、会員による草取りや株分け、消毒など年間を通じた手入れの甲斐があって、1995年には
神奈川花の名所100選に選ばれている。
 座間市その他の育成地としては、
谷戸山公園里山体験舘前と諏訪神社後ろの2ヶ所がある。

所在地:座間市立野台3丁目
交  通:小田急線座間駅からバス立野台下車徒歩3分
      小田急線相武台前駅からバス立野台下車徒歩3分
問合先:座間市民情報課 046-252-8321

花しょうぶの管理
 座間市ではこの貴重な花菖蒲を市民の皆さんに見ていただくため、「座間の森を育てる会」に管理を委託して保存に努めている。
 花が終わった7月頃には、一度掘りあげて株分け作業をする。それは3年間そのままにしておくと、花が小さくなってしまうからである。そして9月には施肥を行うなど保存会の方々の努力が実り毎年見事な花を咲かせて市民の目を楽しませている。
花しょうぶ 花しょうぶ 花しょうぶの手入れ
白地に薄い藤色のぼかしが入り、中心は黄色。三枚の花弁の垂れ咲きが特徴の「座間の森」。
参考文献:広報ざま
資料提供:「あった!花しょうぶ座間の森」ホームページ


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