相模原の名所・名産、その他 -さがみはら百選-
さがみ菜
  県農業総合試験場が平成8年(1996年)、カラシナとタカナを交配して漬け物加工用品種として作り上げた新品種「さがみグリーン(さがみ菜)」は、カラシナ特有の風味と多肉で柔軟な食感のあるタカナの味を持ち合わせているのが好評で、消費者の注目となっている。
さがみ菜の収穫作業
  この事業は県・市・農協の3者が協力し合って進められて来たもので、平成10年(1998年)度から具体的な普及活動が展開されてきたものである。

  県としては「さがみグリーンの栽培普及」を目指す一方、市としては「名産品づくり」を志す。これに対して、農協としては「営農適正作物の研究」を課題としていたため、三者のすべての要件を満たす作物として力点が置かれることとなった。

  また、浅漬けの「さがみ菜漬」は「さがみ長寿いも」に次ぐ相模原の「身近な名産品」として評判が高まっている。

  味と風味を大切にし、最も美味しく食べられるように企画された期間限定商品としての販売も、「栄養に富み、美容と健康にもよく、長生きができるように」との意味あいが理解されるところだ。
カラシナの品種「大山菜」とタカナの品種「大葉高菜」を交配し平成7年に育成が完了した。 10月から11月にかけて収穫時期を迎え、取り入れ作業が進められる。 広大なさがみ菜の栽培農園風景。均一化された生育状況は見事だ。

スーパー等へ出荷
◎さがみ菜の特徴。
1. 葉はホウレンソウのように軟らかく、表面にトゲがない。
2. カラシナほどの辛味はなくマイルド。味にクセなく、浅漬けのほか、お浸しなどにも利用される。
3. 秋から春まで栽培でき、耐寒性がある。



店頭に並ぶ「さがみ菜漬け」
収穫されたさがみ菜は漬け物工場へ直送され、漬け物パックに詰め込まれる。 スーパーほかで売り出されたさがみ菜は消費者の食卓へと運ばれて行く。 パック詰め漬け物は旬の香り、ミックスなど異なる味わいを楽しむことが出来る。

参考文献:相模原市農政課及びJA相模原提供資料

 

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