相模原の自然 -さがみはら百選-
相模原沈殿池
 相模川水系横浜市水道であり、相模湖にて発電のため放流した後、沼本ダムで取水され、ずい道を通って津久井分水池、下九沢分水池へ送られ、さらにずい道と鉄管により相模原沈でん池へ送られる。沈でん池では約7時間、池内で水をゆるやかに滞流させ、その間に水中の微粒物質の沈でん処理を行う。さらに水量の調整を行い、下流の鶴ヶ峰、西谷の両浄水場へ送り出している。

 相模川から横浜へ水を運ぶ横浜水道道緑道(水道みち)は、地中の鉄管を守るため緑地帯となっており、市民の格好の散策路となっている。

相模原貯水池
 相模原沈でん池は、昭和29年に築造され、88万3000平方メートルの水を貯水することができる。この貯水量は、横浜市民が1日に使う水の量の約70%に当たる。

 かながわの探鳥地50選に指定されており、コサギ、カルガモ、カワラヒラなど数十種類の野鳥が集まり、バードウオッチングの人気スポットとなっている。

所在地:相模原市下溝
交  通:小田急相模大野駅から上溝、水郷田名行きバス、県立相模原公園前下車。
      JR相模原駅から相模大野駅行きバス、県立相模原公園前下車。


バードウオッチングポイント 着水井 おしどり
県立相模原公園上のバードウオッチングスポット。堤はフェンスで仕切られており入れない。
池に突き出た着水井。直径10メートル、高さ6.2メートル。多くの野鳥がたむろしている。
池の中ほどにうきがあり多くの野鳥がいるが、見るには望遠鏡が必要である。これは鴨の一種である。
参考文献:横浜市水道局ホームページ、現地案内板

 

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