相模原の寺社・文化財 -さがみはら百選-
青柳寺
青柳寺    この寺は山号を「方運山」といい、日蓮宗身延山久遠寺の末寺である。これの由来について、足利義昭に仕える渋谷越後守義重という人が、夢のお告げによってこの地に寺院を建てることを志し、天正年間(1573〜1592年)に開山したと伝えられている。
 相模大野まんどうまつりは、昭和30年頃までこの寺で万灯行列が盛大に行われていたものを現代風にアレンジしたものである。
 なお、昭和56年まで使用していた庫裏は大型の近世上層民家の構達と庫裏の要素を持つ建築物として極めて貴重なものであり、県指定重要文化財として相模川自然の村に移築、保存されている。

所在地:相模原市上鶴間
交  通:JR横浜線町田駅より南へ400m
問合先:文化財については、相模原市文化財保護室 042-769-8371



青柳寺本堂 庫裏客殿 山号「山運方」
青柳寺本堂。明応8年(1499年)には「清龍寺」という小庵があり、青柳寺再興に際して改称されたものと言われている。
旧庫裏跡に建てられた本堂横の庫裏客殿。境内には多くの梅、桜の木が植えられている。
正門に書かれた山号「方運山」。江戸時代には教育の場として寺子屋が開かれていた。

武相困民党発祥之地石碑 句碑 隣接する鹿島神社
明治17年(1884年)自由民権運動の舞台となった記念碑「武相困民党発祥之地」の石碑。
当寺の住職を中心に俳句が盛んに行われ、その句碑がいくつも立ち並んでいる。
隣にある鹿島神社。両者は歴史的にも深い関係にある。市街地の喧躁をさえぎり散歩の場となっている。

参考文献:相模原教育委員会:「さがみはら風土記稿」及び現地案内板

 

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